一般産業等
大型(容量)パッケージボイラ
HDN型
一般産業界で活躍する発電用ボイラ
HDN型は低質重油でも高効率可能で燃料費が安くなり、低ランニングコスト化が図れます。発電用ボイラとして、一般産業界で活躍しております。
- 燃料
- 都市ガス・重油
- 蒸発能力(定格)
- 15,000~60,000 kg/h
- 用途
- 発電用ボイラ
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特長
- 高効率
- 余裕のある燃焼室と空気予熱ダクトの効用で、広範囲にわたり自動運転で効率86~88%と安定した熱効率を発揮します。
- 燃焼範囲が広い
- 蒸気噴霧式バーナーを採用し、10〜100%の自動制御が可能で長時間連続運転ができます。
- 安全な自動制御と安全装置の完備
- 急激な負荷変動にも対応できる自動制御装置と、断火・低水位・蒸気圧過昇、押込通風機のトリップ・低油温等の場合、燃料弁は自動的に遮断される絶対安全運転方式です。
- 取扱いが簡単
- 自動制御は電気式比例制御方式で人手がかかりません。附帯機器もすべてコンパクトにまとめてボイラ前面に集中配置します。
- 据付面積が小さい
- ボイラおよび附帯設備ともコンパクトな設計で場所を取りません。しかも軽量なタンゼンシャル・スキンケーシング構造であるため、丈夫な基礎は不要です。
- 耐久性がある
- 十分な強度と無理のない設計です。ボイラ本体は簡単な構造のタンゼンシャル・スキンケーシングで、腐蝕、焼損を生じる箇所がなく耐久性は抜群です。
- 内外面清掃が容易
- チューブクリーナーで水管内部の完全掃除、外面は運転中の機械媒吹ができるので、いつまでも高効率運転が可能です。
- 空気予熱
- 空気の予熱と消音のために考案された本ボイラの空気予熱方式は、効率上昇と共に騒音を防止します。
- 維持費が安い
- 低質重油を高効率で燃焼させるので燃料費が少なく、機械洗缶もできるので維持費も非常に低廉で蒸気単価も安くなります。
仕様

型式 | HDN-15 | HDN-20 | HDN-25 | HDN-30 | HDN-40 | HDN-50 | HDN-60 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
伝熱面積m3 | 208 | 279 | 339 | 419 | 563 | 646 | 815 | |
実際蒸発量 | 定格kg/h | 15,000 | 20,000 | 25,000 | 30,000 | 40,000 | 50,000 | 60,000 |
常用kg/h | 12,000 | 16,000 | 20,000 | 24,000 | 32,000 | 40,000 | 50,000 | |
重油消費量定格kg/h | 1,120 | 1,494 | 1,867.5 | 2,241 | 2,988 | 3,735 | 4,482 | |
主蒸気弁径mmφ | 200 | 250 | 250 | 250 | 300 | 250×2 | 250×2 | |
給水弁径mmφ | 65 | 65 | 80 | 80 | 80 | 100 | 125 | |
吹出弁径mmφ | 40 | 40 | 40 | 40 | 50 | 50 | 50 | |
据付寸法 | ボイラ最高部高さmm(H) | 4,868 | 5,347 | 5,497 | 5,847 | 6,547 | 6,297 | 7,697 |
上部ドラム中心高さmm(H’) | 3,500 | 3,750 | 3,900 | 4,250 | 4,800 | 4,700 | 6,100 | |
ボイラ正面幅mm(W) | 3,165 | 3,690 | 3,790 | 4,120 | 4,730 | 4,890 | 5,760 | |
ボイラ奥行mm(L) | 4,313 | 4,541 | 4,769 | 4,921 | 6,350 | 7,050 | 8,200 | |
ボイラ全重量kg | 24,500 | 28,500 | 31,000 | 36,600 | 67,000 | 103,000 | 162,000 | |
ボイラ満水時全重量kg | 32,670 | 37,640 | 41,030 | 47,730 | 82,000 | 121,000 | 195,000 |
- 主蒸気弁径は常用圧力0.59~0.98 MPaの場合を示します。
- 標準製品は最高使用圧力0.98 MPaですが、ご要望により9.8 MPaまで製作いたします。
- 表記載の燃料消費量は重油の低位発熱量を40.8 MJ/kg、給水温度20℃として算出しております。
- 燃料には重油またはガスが使用できます。
- 摘要表記入の寸法は設計上若干変更することがあります。
- 空気比は、1.2以下で運転いたします。
構造説明
HDN型ボイラは、大径の上下2胴を垂直な水管で連結した本体と、その横に配置された十分な容積を持つ燃焼室(全輻射タンジェンシャル・スキンケーシング構造)で構成された、シンプルな構造を特徴としています。側壁および後壁にはひれ付き鋼管を使用し全溶接となっているため、ガス洩れがなく加圧燃焼に最適な構造です。
対流伝熱部は熱吸収の良好な直交流・千鳥配列とし、運転中の掃除はスートブローで行うことができますが、休止時は水洗ができる構造になっています。燃焼用空気はガスダクトを利用して熱回収し予熱する構造です。空気はガスダクトと外壁間を平行に流れボイラ外面を強制空冷します。
最低温部を降水管とし缶水の循環に支障のないよう、ドラム内部に仕切壁を設けて蒸発管群と区分します。 附帯機器は、重油サービスタンク、給水タンク、軟水装置を除き、その他の機器はすべてボイラ前にコンパクトに設置します。