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奈良県初のバイオマスボイラー発電所が稼動

奈良県吉野郡大淀町馬佐(ばさ)の株式会社クリーンエナジー奈良 吉野発電所が完成、2015年12月17日より稼動に入っています。2014年春から設計開始、秋から製作、2015年春から工事を開始して、同年6月の建設中には当社の本年新入生も見学させていただきました。
発電設備の心臓部になるボイラーは、高知県に続いて納入されたH-900型高性能バイオマスボイラーで、燃焼装置は低質燃料に対応した、摺動部とトラベリングストーカーを組み合わせたコンビネーションタイプです。
東日本大震災のあと、日本中で、原子力に代わるエナルギーが求められて来ました。そして2015年7月には、将来の私たちの社会生活を決定付けることとなる政府の長期エネルギー需給見通し(2030年のエネルギーミックス)も発表されました。それによりますとバイオマスエネルギーは現在の3倍以上を目指します。今後も、いろいろな関連の支援策が打ち出されることになるでしょう。
再生可能エネルギーへの国の支援も強化され、地方創生が叫ばれるなか、林業の活性化、荒廃した森林の再生のため、産廃処理・リサイクル事業会社のI・T・Oと森林組合などが出資して設立された、株式会社クリーンエナジー奈良 吉野発電所は、原子力発電に依存しないクリーンなエネルギーで、大淀・吉野町々内の約1万2千世帯の電力の安定供給を図ります。
また、同時に設立された、木質バイオマス安定協議会により、木質チップの品質管理、自家製造、間伐材からの製材、さらに、地震など災害時に用いる電気自動車の充電装置の設置などで、県内の集落の高齢化、過疎化に歯止めをかけ、森林所有者や森林組合など、木材業界に新しい活力を与えようとしています。

【 吉野発電所遠景 】

【 竣工式記念式 】

よしみね水管式ボイラ  H-900型

ボイラー・タービン仕様

ボイラー型式 よしみね水管式ボイラ  H-900型
(二胴自然循環式水管ボイラー)
数量 1 基
最高使用圧力 7.00 MPa
最高使用温度 475 ℃
使用燃料 木材チップ
最大蒸発量 30.0 t/h
蒸気タービン型式 抽気復水式
発電所出力 6500 kW

【 ボイラー制御室 】

【 蒸気タービン発電機 】

【 燃料 木質チップ 】

事業・技術